【オールアバウト人事、インタビュー】
現役人事の考える、魅力的な学生の特徴とは?
―― 学生にアドバイスはありますか?
私自身はオールアバウトに新卒で入っているわけではなく、転職もしているので、一番最初に入った会社がその人の人生を決めるわけではないと考えています。
学生さんのファーストキャリアに関わる人事としての責任は感じるものの、ある程度、人生は本人の成長意識次第でどうにでもなると思っているんです。
勝ち負けではないですが、第一志望の会社に入れなかったからといってそれは全然負けではなく、第二、第三志望の企業に入ることになったとしても、
むしろその悔しさを力に変えて成長することができて、やりたいことができれば勝ちです。
面接を受けに来る学生を見てよく思うのですが、面接に人生を賭けなくていいよ、と思います。
すごく緊張してガッチガチの学生さんも多いですが、面接に落ちても死ぬわけではないし、逆にちょっと企業を見極めに来たとか、面接官である社員を訪問しに来たくらいの感覚の方がいいのかなと思うんですね。
―― 人事の目線から、どんな学生が魅力的にうつりますか?
面接で魅力的にうつる人はですね、学生時代やってきたことをアピールしてくれる中で、いかに自分が本当に主体的に楽しんでやってきたかということを言ってくれる人です。
人に乗っかってるだけで生きている人よりは、自ら進んで動いてきましたみたいな主体性のある人の方が、その人の話をどんどん聞きたくなるし、すげえ楽しそうだなと、話してる方も感じる。そうすると、魅力的にうつると思います。
―― 他にありますか?
その人が周りを明るくする素質を持っていると、私はすごく魅力的に感じますね。
周りの雰囲気を明るくできる人は個人的にはすごく好きです。
―― 就活生に一言お願いします。
どのような選択であれ「自分でコミットする」ということをして欲しいです。
私自身の後悔でもありますが、私の就職活動は、周りに流されて有名な大企業や給料が高い会社、周囲から評価が高い会社ばかりを受けていました。
両親の期待とかもやはりあるじゃないですか。
「大企業に入りなさい」みたいなことですね。
一昔前は世の中的にも「大企業に入ることこそが正解」のような価値観が強かったので、今思うと私はあまり自分の判断で企業選択をしていなかったんです。
それが1年ちょっとで転職するという、今でいうミスマッチを引き起こしてしまった。
なので、今就職活動をしている学生には是非、「自分でコミットする」ということをしてもらいたい。
これは就職活動における企業選択だけではなく、今後のビジネスパーソンとしてもです。
自分で決断してコミットすることによって、全ては自分の責任。そうすることで決意が固まるし、辛いときにも頑張れるし踏ん張れる、そして成功体験をしたときの喜びを尋常じゃないくらい味わえる。
なにより、本当の意味での自立にも繋がるのだから。
いかがでしたか。大手、そしてベンチャーの両方を経験した上で、人事をしている岡部さんだからこそ伝えられるメッセージでした。
今回は、合わせて社長インタビューも掲載しております。オールアバウト、江幡社長のインタビューもぜひ御覧ください。