フェルミ推定完全対策! 手も足も出ない難問にも答えを出す究極のフレームワーク
みなさんこんにちは!
本日は、外資系企業、特にコンサルティングファームで必須と言われる“フェルミ推定”についてのお話をしたいと思います。
「シカゴにピアノの調律師は何人いるか」や、「地球上にアリは何匹いるか」など、
実測値の出せない問いを論理的に推測し、推計値を出すこのフェルミ推定の秘密のフレームワークを本日は皆さんにお伝えしたいと思います。
フェルミ推定をやろう!
ところで、みなさんは「フェルミ推定」って聞いたことがあるでしょうか。
フェルミ推定とは実測で答えが出せない、あるいはすぐに答えの得られない問題について、推測によって推計値を出す作業のことを言います。
外資系コンサルティングファームなどを中心に、任天堂などでも問われるというこの問題、今からやっておくことはたくさんのメリットがあるのです。
なぜフェルミ推定なのか?
では、なぜフェルミ推定なのでしょうか?
フェルミ推定それ自体のメリットとして、論理的思考力を鍛える強力な方法の一つであるということが挙げられます。
推計値を出すまでの作業は全て論理と仮説によってのみ導き出されるため、
正確な推測ができるようになるためには論理的に考える力がとても重要になります。
フェルミ推定を繰り返すことによって、数字に関わるような物事の論理的思考力は急激に上がっていくと考えていいでしょう。
こうした論理的思考力は一朝一夕では身につかないので、こういったところでその力を身に付けておくことには価値があると言えます。
また、フェルミ推定そのもののメリット以外に、
外資系コンサルティングファームや外資系投資銀行などを目指す方にとっては必須の技術です。
なぜか?
これはケース面接と呼ばれる面接方式に由来するのですが、
ざっくりいうとケース面接とは面接官と答えのない問題について討論しながらその答えを探っていく面接形式と言えます。
実は、この大部分はフェルミ推定の問題なのです。
ケース面接については
- 論理と情緒と情熱と。:ケース面接には2種類ある
こちらをご参考までに。
実体験に基づいた話なのでとても読みやすく説得力があります。
ところで、フェルミ推定って何?
何度か簡単にまとめてきましたが、ここでwikipedia先生の説明を引用したいと思います。
フェルミ推定(フェルミすいてい、Fermi estimate)とは、
実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、
いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。
オーダーエスティメーションともいわれる。
その際の問いかけのほうをフェルミ問題(フェルミもんだい、Fermi problem/Fermi question)と呼ぶことがある。名前は物理学者のエンリコ・フェルミに由来する。
と、このようにまとめられています。
主に、何か特定の項目について因数分解する能力や、数字のアテ方、そのテーマの数字をはじき出すためのもっとも影響力のでかい要素は何かを見極める思考力を調べたりするのに使われているようです。