ソーシャルランチ - Facebook でランチ交流。

ソーシャルランチ

2013年2月ソーシャルランチはリニューアルします
Premium Lunch 憧れの人とランチしよう
Premium Lunch 開催レポート

2012/6/9(土)開催

磯崎哲也さん

磯崎哲也事務所 代表
(「起業のファイナンス」著者)

早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、長銀総合研究所、ネットイヤーグループ株式会社CFO等を経て、2001年磯崎哲也氏事務所を設立し代表に就任。以降、カブドットコム証券株式会社社外取締役、株式会社ミクシィ社外監査役、中央大学法科大学院兼任講師等を歴任。2012年1月にFemto Startup, LLPを設立。同LLPゼネラルパートナー。

公認会計士、税理士、システム監査技術者、公認金融監査人(CFSA)
主な著書:「起業のファイナンス
ブログ :「isologue
メルマガ:「週刊isologue

当選者の皆さん

有村拓朗さん
オンラインスペイン語学習サイト「スパニッシモ」運営。
笠井レオさん
書籍関連サービス「Booklap」運営。学生起業家。
飯坂 あかねさん
メディア系企業勤務。会社設立準備中。

〜アイスブレイク〜

名刺交換を経て・・・
磯崎さんこういう形でランチをするのは初めての経験です(笑)みなさんは今までソーシャルランチを使ったことはあるんですか?
有村さん実は今回が初めてなんです(笑)面白いサービスですよね。
飯坂さん私も今日が初めてです。
笠井さん僕は一度だけありますよ!(笑)
 一同 おお!(笑)
磯崎さんこういうサービスは面白いですよね。ところで、みなさんは普段どんなことをされていらっしゃるんですか?
有村さん僕はグアテマラのスペイン語教師を雇って、スカイプでスペイン語を学べるサービスをやっています。ついこの間帰国したばかりで(笑)
磯崎さんどうしてグアテマラで商売をしようと思ったんですか?
有村さん僕は、幼少の頃海外に住んでいたので、言語の違いということからコミュニケーションに関してよく考えるようになったんです。プライベートな話で恐縮ですが、前付き合っていた彼女もスウェーデン人だったりして(笑)
 一同 へぇー!!!(笑)
有村さんその中でも世界一周旅行をしたことが大きなきっかけになっているんです。南米を回っているときに立ち寄ったグアテマラで、季節に左右されて失業してしまう先生がいる現状に直面しました。グアテマラに情が湧いたこともあって、なんとかしたいって思ったんです。
笠井さん僕は元々Webサービスを作るエンジニアとして過ごしていました。高校時代はサッカーゲームを作ったり、大学に入ってからは、授業にちゃんと出席している人の書いたノートを300円でダウンロードできるサービスを作ったり(笑)それは教授にめちゃくちゃ怒られたんですけど(笑)
 一同 それはすごい(爆笑)
笠井さん今は、本が好きだということもあって、本を読んで気に入ったフレーズを他者と共有できるサービスをやっています。磯崎さんの本ももちろん紹介させていただいています!(笑)
磯崎さんそれは嬉しいですね! おお!ほんとだ!!(笑)
飯坂さん私はビジネス側の人間で、エンジニア担当と2人でこれから事業を立ち上げようとしています。ずっと自分の中でローカルのロングテールにつながるようなビジネスをやりたいという思いがあって、そういった小さな規模で経営しているお店がしっかり集客できるためのサービスを作りたいって考えています。
磯崎さん実は今回のランチとは全くの別件で飯坂さんとはメールでやり取りをしていたんです。そうしたら、ランチ当たりました!って連絡が来て(笑)すごい強運の持ち主です(笑)
 一同 え〜!(笑)面白いですね!(笑)

〜起業関連のお話〜

食事をしながら・・・
飯坂さんスタートアップに携わる方の中で、特に印象に残る方ってどんな方なんですか?
磯崎さん色々な意味で印象に残る感じというのはありますが、それが何かというのは極めて難しいですね(笑)
有村さんサービス自体が面白かったり、そのサービスをやっている人が魅力的だったりとかですか?
磯崎さんそうですね。スタートアップはその人自身の魅力で印象が決まりますね。本日は皆さん、非常に印象的な方々ばかりだと思います。(笑)
飯坂さん磯崎さんは投資を考える際は、目の付けどころが良い人を見ているんですか?
磯崎さんなんて言うか、その企業がやろうとしているビジネスプランがイケてるかどうかは、ある意味神のみぞ知るっていうか(笑)やってみないとわからないってところがありますよね。特にIT業界では企業の成長や移り変わりが早いという意味で軌道修正が基本になると思いますので。だからスタートアップの場合には、ビジネスプランよりも、何か困難が立ちはだかった場合にも、その人がどれくらい臨機応変にそれを乗り越えられそうかどうか、の方が重要かもしれません。
有村さん磯崎さんは企業のどういう所に注目しているんですか?例えばスタートアップだと、いかにしてものを売るかとかそういうことばかりに気を取られがちですが・・・
磯崎さんそうですね。それもまた非常に難しくて、Femto Startupは5千万円のファンドサイズなので、普通のベンチャーキャピタルのファンドが10億円以上のサイズが普通であることと比べると規模が非常に小さいんです。だから、「10のマイナス15乗」という極めて小さい単位を表す「Femto」をファンドの名前にしました。ベンチャーファンドをマネージすることの報酬は年間だいたい2%なので、5千万円の2%は年間100万円にしかなりません。つまり、目先の報酬はそれだけで食っていけるものでは全く無いので、視線はあくまで未来。将来性のある「イケてる」スタートアップに投資することを一番に考えて行動しています。
有村さんなるほど。
磯崎さんよく、『次はどこの領域が来ますか?』みたいな質問を受けるんですけど、そういうことを考えるのはあまり意味が無いんじゃないのかなって思います。IT業界においては、ベンチャーキャピタルが“完全に”理解できるようなことは、言ってしまえばすでに世の中にあるからこそ理解できるのであって、大抵イケてないものだったりしますから(笑)
 一同 たしかにそうですね!(笑)
有村さん笠井さんって大学には行っているんですか?
笠井さん今は休学しています。
磯崎さんこういう成長している事業をやっていたら、大学にはもう戻りたくないって思ったりしないですか?(笑)
笠井さんそうですね(笑)もちろん大学を卒業したい気持ちもありますが、今やっていることを貫くことの方が僕にとって意味があるっていうか。
磯崎さん素晴らしいですね。僕はそんなことを大学時代に思わなかったので、そういう選択肢もあるっていうことを知っていたら大学には通う気にならなかったかも知れないです(笑)
笠井さんでも、最近『学生で起業をしたって上手く行かない』ってことをよく耳にするのですが、磯崎さん自身は学生が起業することに関してどう思いますか?
磯崎さん僕は今の学生のそういった発想は素晴らしいと思います。起業するというのはこの時期じゃないとダメだっていう“タイミング”もありますから。あまりおすすめはしないですけど、やっても全然いいと思います。
有村さん僕はどんどんやってほしいなって思いますけど。
笠井さんおすすめをしない理由っていうのはなんですか?
磯崎さんそもそも学生であろうと社会人であろうと、起業をすることっていうのは9割が失敗するものだからです。やるやらないも全て自己責任っていうか。あのとき磯崎さんに勧められた起業で失敗して大変なことになった!なんて言われたら困っちゃいますからね(笑)
笠井さんははは、そうですね(笑)
磯崎さん学生はいい意味で社会を知らない分、壮大な夢を抱いて前に進んでいくことができます。これって素晴らしいことですよね。社会人になると、どうしても現実的になってしまうっていうか(笑)
有村さんいやぁその通りですね(笑)
磯崎さんイケてる企業を目指すためには、どうやったら競争しなくても利益を出せる企業を作れるかということを考えなくてはならないと思います。経済学的に、完全競争だと利益は出ないですからね。いかに超過利潤を獲得し、競争が制限された市場を作れるかということにかかっていると思います。それが出来る企業は“強い”ですよね。

〜磯崎さんの著書に関して〜

笠井さん事業を始める際に、磯崎さんの『起業のファイナンス』はめちゃくちゃ読みました。今もバックの中に入っています(笑)
磯崎さんありがとうございます。嬉しいですね。絶対量としてはそんなに売れている本じゃないんですが、ベンチャーや投資家のみなさんには、非常に高い確率で読んでいただいているみたいで。絨毯爆撃じゃなくて、トマホークミサイルみたいにピンポイントで爆撃した感じですかね(笑)
 一同 (爆笑)
磯崎さんシリコンバレーにもファイナンスについて書いた本があって、非常にいい本で向こうでも評判なんですが、僕の方が早い段階で同じ内容の本を書いているんですよ(笑)
 一同 (爆笑)
飯坂さんスタートアップを始めるという段階で、なんの本を読むべきかという話になると、磯崎さんの本だけでも読んでおいた方が良いって聞きます。
磯崎さん嬉しいです。この前とあるブログを見ていて、僕の本のことを「非常に役立った」と書いていただいていたのですが、「でも、その本当の意味は、資金調達が終了してみて初めてわかった」って書いてありました(笑)やっぱりベンチャーというものは、“やってみないとわからない”ですよね。

〜参加者の方々の感想〜

プレミアムランチを終えて・・・
磯崎さん普段こういった形で初めて会った方々とランチをすることはないので非常に面白かったです。参加者の方々ともイメージを共有できたので、会話も大いに盛り上がりました。
有村さん磯崎さんは心から会いたいと思っていた方だったので、まず会ってお話ができたことが非常に嬉しいです。著名な方と会うコストがここまで下がった経験は他では味わえないと思いました。
笠井さん事業をやる側の人間として、ここまで強烈なユーザー体験を提供できているのが素晴らしいと思います。最強のUXとはこのことではないでしょうか。
飯坂さん著名な方とここまで気さくに話せる環境を作れたのはすごいと思います。ランチの場を利用することが、ここまで円滑なコミュニケーションを生むとは思いませんでした。

PREMIUM LUNCHとは?

コンセプト
ランチを通じた、思いと経験の分かち合い
企画内容
毎回1名のゲストが登場し、応募者の中から選ばれた当選者3名と合わせて、4名で行うランチ会を開催します。
開催日時
日程: 2012年6月6日から7月14日までの毎週土曜日
時間: 13:00-14:30
応募締め切り
各回開催日前週の木曜日
当選者発表日
応募締め切り日の翌日
共催
SHARED TERRACE GAIEN ICHONAMIKI (アイビー株式会社)

PREMIUM LUNCH開催場所

SHARED TERRACE

『シェアードテラス』は、4月20日に青山の神宮外苑いちょう並木にオープンした、アフタヌーンティーが提案する新しいコンセプトのお店です。
コンセプトは「Living is Sharing 生きるとは、分かち合うこと」
分かち合えば喜びが倍になったり、悲しみが半分になる。そんな「分かち合うこと」をコンセプトにしたカフェです。

住所
〒107-0061 東京都港区北青山2-1-15
アクセス
「外苑前」駅 4番出口 徒歩6分、「青山一丁目」駅 1番出口 徒歩6分
公式facebookページ
https://www.facebook.com/sharedterrace

補足

  • PREMIUM LUNCH への応募は1人で行います。
  • 複数の回に応募可能です。
  • 昼食代はPREMIUM LUNCH運営事務局が負担致します。
  • 当選したが参加が出来なくなった場合は、メールにてご連絡頂ければ別の方に権利を移動致します。

お問い合わせ

PREMIUM LUNCH運営事務局
メールアドレス: support@social-lunch.jp

本キャンペーンに関して、上記運営事務局メールアドレスのみでのご対応とさせて頂きます。
その他窓口及び店舗へのお問い合わせには、ご対応致しかねますのでご了承下さい。

2012/6/9(土)開催
磯崎哲也氏

磯崎哲也氏

磯崎哲也事務所 代表
(「起業のファイナンス」著者) 詳細へ

レポートを見る
2012/6/16(土)開催
森永佳未氏

森永佳未氏

どこでも株式会社代表取締役(株式会社プーペガール 前社長) 詳細へ

レポートを見る
2012/6/23(土)開催
家入一真氏

家入一真氏

連続起業家(株式会社paperboy&co.(JASDAQ上場) 創業者) 詳細へ

レポートを見る
2012/6/30(土)開催
小竹貴子氏

小竹貴子氏

フードエディター(元クックパッド株式会社 執行役) 詳細へ

レポートを見る
2012/7/7(土)開催
DJ TARO氏

DJ TARO氏

J-WAVE HELLO WORLDナビゲーター 詳細へ

レポートを見る
2012/7/14(土)開催
辻野晃一郎氏

辻野晃一郎氏

アレックス株式会社代表取締役社長(グーグル株式会社 前社長) 詳細へ

レポートを見る
8月4日開催 / 著者に会えるプレミアムランチ
塩野誠氏

塩野誠氏

経営共創基盤(IGPI)パートナー/マネージングディレクター 詳細へ

レポートを見る
12月17日(月)開催 3人のIT企業経営者とのプレミアムランチ

3人のIT企業経営者

3人のIT企業経営者とのランチができる、就活生限定のプレミアムランチ 詳細へ

レポートを見る