2012/6/23(土)開催
家入一真さん
連続起業家(株式会社paperboy&co.(JASDAQ上場) 創業者)
1978年生まれ。連続起業家。悪ふざけをしながら、リアル・ネットを問わず、カフェやwebサービスや会社など、遊び場を創りまくっている。
JASDAQ最年少上場社長。30社程の若手ITベンチャーにも投資している。
JASDAQ上場企業paperboy&co.創業者、カフェ運営企業partycompany Inc.代表取締役、ベンチャー投資企業partyfactory Inc.代表取締役、クラウドファンディングCAMPFIRE運営企業ハイパーインターネッツ代表取締役。
個人名義でも多数のウェブサービスの立ち上げを行うクリエイターでもある。
当選者の皆さん
WEBデザイナー兼SAVE TAKATAデザイン担当
フリーランス衣装デザイナー
東京外国語大学在学中
〜アイスブレイク〜
簡単な自己紹介を経て・・・家入さん | あれ?これ、もう始まってるの? |
スタッフ | はい! |
家入さん | なに話せばいいの?ランチだから段取りとかないよね? |
清水さん | フリー、ですよね。 |
家入さん | ランチだもんね・・・あー、これ美味しいー!とか? |
一同 | (笑) |
家入さん | みなさん何か飲まないんですか?僕、既に家で飲んできたんですけど。いつも酒飲みながら話すんで、最後の方は下ネタかグダグダかっていう・・・すいません、こんなんで。 |
渡辺さん | 結構ツイッターとかで、よく飲みのあとの写真とかアップしてますよね。 |
家入さん | してましたっけ? |
渡辺さん | してませんでしたっけ?(笑) |
家入さん | あー・・・最近はあんまりないんですけど、飲んで裸になるとか全然普通だったんですよね。その頃、他のやつも脱いでいる写真とかあげるのが面白くて。で、酔った勢いであげちゃうから、次の日怒られて、消すっていうのを繰り返していました。 |
一同 | (爆笑) |
家入さん | (店員さんに)ビールください! |
~家入さんが考える、新規ビジネスのお話~
笹原さん | 家入さんは、中国や韓国でビジネスをやろうと思わないんですか? |
家入さん | んー・・・ないことはないんだけど、とりあえず日本が面白いっていうのはあるかな。別に日本を愛してるとか、そういうわけではないんだけど。海外かー・・・ |
渡辺さん | 最近、なんか面白いって思うところはどこですか? |
家入さん | 場所っすか? |
渡辺さん | 場所っていうか、面白いことでもいいです! |
家入さん | 面白いこと・・・なんかいっぱいありますけどね。最近ちょっと考えてたのは、空き家かな。空き家ってすごいんですよ、世田谷とか空き家率半端なくて。空き家を勝手に占領したら面白いかなって思ってます。空き家って結局、死んじゃっているじゃないですか。死んでいるスペース、死んでいるものを有効活用するのがすごい好きで。最近、ビジネスでもありますけど、改装が終わって帰るだけのトラックとか。深夜の映画館とか。見回したら、死んでる時間とか場所ってめっちゃあるんですよ。それをビジネスにする発想が好きで。そういえば昨日、うちの社員の顔面を広告枠で売るっていうサービスをリリースしました。顔って死んでる枠なんですよ、僕が思うに。少なくとも彼の顔は死んでいた!(笑) |
一同 | (笑) |
笹原さん | 彼の顔は生き返りましたか?(笑) |
家入さん | 生き返ったかはわからないけど(笑)、彼の顔が有効活用された2万円で、月に1回、おしゃれなランチが食べられれば、それで幸せなんじゃないんですか?まぁこんな感じで、空き家を使ったビジネスって面白いなって思って、今空き家について色々調べている段階なんです。 |
笹原さん | じゃあそういう空き家をアトリエみたいに使うのはどうでしょう? |
家入さん | そうそう、それはありますね。横浜のどこでしたっけ?アーティストを住まわせて、作品を作らせるって場所ありますよね?横浜って街ぐるみでアートをやってるんですよ。ああいう活動、すごくいいなって思っています。そんな感じで空き家もねー・・・空き家、空いているくらいなら貸し出せばいいじゃないですか。僕の周り、家がないっていう若者多くて。なんでかはわからないけど(笑)だったらそういう子に月2万とかで貸せばいいと思ってる。今、住居にかけるお金ってどんどん減っていっていると思うんだよね。 |
家入さん | 他にも、車持たない子が増えているって言うじゃないですか。高い時計だって別に欲しくないし。そもそも、持たないことを、選択している気がするんですね。究極に言うと、住む場所もいらない、みたいな。家に求めるものって寝ることくらいなんですよね。まぁそれがノマドとかそういう話にもなるんでしょうけど。僕の友達に、よるヒルズっていうのをやっている友達がいるんですけど、彼のシェアハウスのコンセプトが面白くて。「東京においては、一人になりたかったらカフェとかに行けばいい。家にいる時くらい、人と触れ合おう」っていう。だから、さっきのとは逆転の発想。家って、みんなプライベートなものって思い込んでいるけど、いざ外に出てみると一人になれる空間なんていくらでもあるんですよね。 |
笹原さん | それ面白いですね! |
家入さん | 普通のシェアハウスなんですけど、延べ2000人以上遊びに来てるんですよ。 |
笹原さん | 今、場所がないって困っている人、たくさんいると思うんですよね。さっきの家入さんの空き家が実現したら、本当に面白いと思います。 |
~これからの“働き方”のお話~
家入さん | 今さ、おっさんとかが、今の若者は元気がないとか、金とかどうでもいいって言うことを、やる気がない!って言うんだけど、そうじゃなくて、違う価値観で来てるから違う価値観になるのもしょうがないなーって思う。っていうのは、物心ついた頃にバブルはじけて、ようやくなんとかなってきたかなってときに9.11があったり、リーマンショックがあったり3.11があったりしたわけじゃないですか。もう、人生に希望なんて持てるわけないじゃないですか。だったら、金とかよりも楽しければ幸せ!って思える人たちが増えてきたら、面白いなって。 |
笹原さん | 目的がお金っていう人が少なくなってきたってことですかね。お金があったらあったで、不幸にはならないかもしれないけど。でもそれだけじゃつまらないっていうか、ハリがないっていうか。 |
家入さん | そうそう。 |
笹原さん | お金のために犠牲にできるものって、昔と違うのかな。昔の人だったら、一回会社に入ったら、絶対辞めないで定年まで働くっていうのが当たり前だったじゃないですか。実は私、今年会社を辞めたんですね。一応自分のブランドはやらせてもらっていたんですけど、ちょっと方向が変わってきちゃって。中国に進出するのに、コンサバなもの作れって言われちゃって。私はコンサバなものが苦手だし、自分がまず着ないから・・・できませんって言って、ブランドも投げてきちゃったんですね。周りの人にはせっかく作ったブランド投げるのは馬鹿だって言われたし、そのまま仕事を続けていればお給料も良かったかもしれないけれど・・・違うって思ったんですよね。 |
家入さん | 正解だと思いますよ。ツイッターでもつぶやくんですけど、今、1社にいるのがリスクになる時代だから。不安を煽るつもりはないけれど、明日からリストラです、とかあり得る時代だからね。いきなりそうなって、じゃあどうやって生きていくの?ってなるよりは、早めに飛び出して自分で切り口見つけていく方がいいと思う。 |
清水さん | livertyのサービスの中に、自分の時間を売るってサービスありますよね?私、あれすごくいいなって思っています。 |
家入さん | 俺ポンのことかな?俺ポンっていうのは、元々、グル―ポンってあるじゃないですか。あれは飲食店のクーポンなんですけど、自分をクーポンにしたらどうかなって思って作ったサービスなんです。「俺のクーポン」で俺ポン!試しに、僕とランチできる権利っていうのを売ったら、あっという間に売れたんですね。これすげぇ!って思いました。でも、家入、お前だから売れたんだよって言われたので、うちのインターン生、普通の男の子なんですけど、彼の48時間を1時間単位で売ってみたんですね。そしたら40何時間分か売れたんですよ!彼の最大の誤算は、寝る時間を考慮していなかったってことなんですけど。 |
一同 | (笑) |
家入さん | 2日間、ほぼ徹夜で、引っ越しの手伝いから、プロポーズのサプライズ、おばさんと2人でカフェに行って、漫画を読むっていう謎なのもありました(笑)なにもない彼でも時間を売ることで稼ぐことができたんですよ。 |
渡辺さん | それは面白いですね! |
家入さん | 人って何かしら持ってるじゃないですか。顔でもいいし、時間でも、アートでも。それぞれが持っているものを売るっていうのは、これから流行ってもいいと思う。よく例に出すんですけど、ちょっと料理の得意な主婦が、フォロワーの数人を集めて、1人3000円で料理教室をやったら、月に2万円くらい入りますよね。2万円あったら、ネイルも行けるし、美容院も、ちょっと高めのランチもできるわけじゃないですか。主婦にとって+2万円っていうのは結構大きいような気がします。こんな風に少しずつ稼ぐ人たちが増えてきたら、みんな幸せになるんじゃないかなって。自分を中心とした小さな経済圏を作っていく、みたいな! |
笹原さん | お金の作り方、稼ぎ方ももっと多様化してもいいですよね。さっき言っていたみたいに、会社で働くだけじゃなくて、自分の時間を売るでもいいし、顔面(の枠)を売るでもいいし。そうすることによって、働きやすくもなるし、なおかつ経済も活性化するような気がします! |
〜参加者の方々の感想〜
プレミアムランチを終えて・・・家入さん | 楽しかったです!こういう機会でないと、絶対会えないような人に会えたので。 |
渡辺さん | ミーハーですが(笑)、ネット上で気になっていた人に会えたのがよかったです! |
清水さん | (家入さんは)チャラそうに見えて、実はすごく芯のあるしっかりした人でした!視野がすごく柔軟で、難しいことをわかりやすく、面白く変換してくれるところが素敵です!チャラさをスパイスにしているのかな(笑) |
笹原さん | ケーキが美味しかった!(笑)家入さんは、深刻な問題に対して、手が届きそうなきっかけづくりをしてくれていて、若者に近い感じがしました。家入さんだからこそ、若い人に届くメッセージがあると思いました。 |
PREMIUM LUNCHとは?
- コンセプト
- ランチを通じた、思いと経験の分かち合い
- 企画内容
- 毎回1名のゲストが登場し、応募者の中から選ばれた当選者3名と合わせて、4名で行うランチ会を開催します。
- 開催日時
-
日程: 2012年6月6日から7月14日までの毎週土曜日
時間: 13:00-14:30 - 応募締め切り
- 各回開催日前週の木曜日
- 当選者発表日
- 応募締め切り日の翌日
- 共催
- SHARED TERRACE GAIEN ICHONAMIKI (アイビー株式会社)
PREMIUM LUNCH開催場所
『シェアードテラス』は、4月20日に青山の神宮外苑いちょう並木にオープンした、アフタヌーンティーが提案する新しいコンセプトのお店です。
コンセプトは「Living is Sharing 生きるとは、分かち合うこと」
分かち合えば喜びが倍になったり、悲しみが半分になる。そんな「分かち合うこと」をコンセプトにしたカフェです。
- 住所
- 〒107-0061 東京都港区北青山2-1-15
- アクセス
- 「外苑前」駅 4番出口 徒歩6分、「青山一丁目」駅 1番出口 徒歩6分
- 公式facebookページ
- https://www.facebook.com/sharedterrace
補足
- PREMIUM LUNCH への応募は1人で行います。
- 複数の回に応募可能です。
- 昼食代はPREMIUM LUNCH運営事務局が負担致します。
- 当選したが参加が出来なくなった場合は、メールにてご連絡頂ければ別の方に権利を移動致します。
お問い合わせ
PREMIUM LUNCH運営事務局
メールアドレス: support@social-lunch.jp
本キャンペーンに関して、上記運営事務局メールアドレスのみでのご対応とさせて頂きます。
その他窓口及び店舗へのお問い合わせには、ご対応致しかねますのでご了承下さい。